僕の詩とか

自作の詩や日常のことなどを

詩集 壮大なる粋な計らいで責めていく奇形パンデミックのための抒情詩集 第五詩

5.春の空とパンデミカルジーンズ(ほどよい快楽は適度に捨てて) 花曇りの空に花霞 綺麗に咲いた緑の王 一時の歓楽に興じて笑い 素早く湧き上がる嗜みを秘めて 今日はこれ良い天気というのですな! 今日はこれ良い天気というのですか! 風は強くいよいよ堂…

詩集 壮大なる粋な計らいで責めていく奇形パンデミックのための抒情詩集 第四詩

4.青い空(タイピングの練習のための) 地下から覗いた空は青いだけだった なんでこんな青いんだっていうくらい ひたすら泣きそうな青だった 生きがいを剥ぎ取られ鞭は与えられ 一生生きていたいと願う生きたがりやが戯れるのは 一途なまでに結果に従順な…

詩集 壮大なる粋な計らいで責めていく奇形パンデミックのための抒情詩集 第三詩

3.満天の青空に内包される親和的ファンファーレと地道な熱狂について 満天の青空に何思うことなく 粛々と包み込まれていると そこがベランダであることを忘れて どこかの野原であるかのように思う 風はまだ強いけれどもそれはまた心地よいものだし 遠く高速…

詩集 壮大なる粋な計らいで責めていく奇形パンデミックのための抒情詩集 第二詩

2.平たい一途な置物とのパンデミックスジュース 今日がいつもより有ることを感じる一日でもなかった 昨日が今日よりも以前に有ることを感じる日ではあった それでも一昨日と昨日とどっちが先かというのが微妙なくらい 過去にはフタをして今日だけを感じら…

詩集 壮大なる粋な計らいで責めていく奇形パンデミックのための抒情詩集 序詩

1.色々な欠点の中の異常な記述について 綺麗な曇り空の下ぼくは今日も 団地の一室にて粋な計らいの齎したこの時世を謳歌している ほんとうにすてきな曇り空だからぼくは何の躊躇もなく 今日という日を今日という空気を思いっきり肺に吸い込むのだ 熱が38℃ま…

台風の目と目があった日より

台風の目と目があった日より 台風の目と目が合ったことはないけれども僕はいつも下を向いていたわけじゃない歩くことがあまりにもしんどくて歩くことがあまりにもしんどくて歩くことがあまりにもしんどくてしんどくて 台風の目と目が合ったわけじゃないのに…

眠いね/坂之上放肆

眠いね/坂之上放肆 眠い としか 言いようが ない けれども 詩を書かないと いけない じゃないと しんでしまう から いきるために 眠いのを こらえて いっしょうけんめい いっしょ う けんめい 眠い としか 言いようが ない 生存率 知らないね 眠いね 生きる…

前向きな感じで

僕は現在就労していません。 障害者であるからには就労移行支援事業所的なものに登録して利用することが出来るのですが、実際問題、僕には仕事前にどうしても身体が膠着したように動けなくなる症状があり、それがそういった事業所すら行くのにも困難を来して…

疲れたな

これ以上苦しむ必要が俺にあるのかな。もうただ、苦しみから逃れたい。誰か助けてくれ。もう限界間近だと思う。そろそろ許して下さい。神様とやらがいるのならば。そろそろ芥川の歯車と或る阿呆の一生を読まないとツラい。

ふたりの狂人の恋のうた/坂之上放肆

ふたりの狂人の恋のうた/坂之上放肆 生憎の天気の日に 会いに行くよ君の所に 挨拶が嫌いな君は 愛に渇望した夢の君 誕生日に鍵をもらい 単純に喜んでいた僕の 単なる心は生涯の君を夢み 単なる君は障害を先に見ず 曖昧な愛のために 会いに行く僕は怖じ気づ…

心象浅草流転図/坂之上放肆

心象浅草流転図/坂之上放肆 荒んだ浅草の商店街を 荒んだと表現したいのは 何故だろう 昭和っぽい アジアっぽい 屋台のような店の連なりを 横目で見ながら 僕の心は多分 外国の人のそれの様に 否 そこから旅行の楽しみを 無残に切り落とした様に 不安に戦い…

直情の頂点にて/坂之上放肆

直情の頂点にて/坂之上放肆 胸が重いってことは心が壊れているのかもね そんなこと誰にだっておなじかもしれないね 夜景の中でテールランプが赤く連なっている それを面白いとは思わない帰路を急ぐ月給取りたち 彼らも多分胸が重いのかもしれないけれども …

生きていたい、、、

もう自分もいい歳だけど、でも切ないというか、少しずつ、前に進んでいくことが、意味をなさないんじゃないのかとか、このまま停滞するんではないのかとか、色々考えて寂しくなる。 恋人いるってったって、僕の経済じゃどうにでもなるわけないし、毎回苦し紛…

心をぶっ潰された人に捧ぐ/坂之上放肆

心をぶっ潰された人に捧ぐ/坂之上放肆 心をぶっ潰された人について 他人は元より友人や家族すら その不幸を喜び申し上げます とやらぽつりと言うような人に 可哀想と思うのは勝手だけど 逆に激昂するのも勝手だけど その人は心をぶっ潰された人だから その…

ある美術館の付随する修繕中の庭園に建つ美術館にて/坂之上放肆

ある美術館の付随する修繕中の庭園に建つ美術館にて/坂之上放肆 エミール・ガレの何かが密集して点在する空間で そこはおとぎ話のように古い空間で人も点在する 僕は少しばかりの乱呼吸を整え若干の熱を感じながら その何かをそしてその空間に鑑賞という行…

寂しがり屋が暗がりと戯れる/坂之上放肆

寂しがり屋が暗がりと戯れる/坂之上放肆 このくらい部屋に想い出はあるのかないのか どのくらい想い出はこの部屋にあるのかないのか ただ今がこの瞬間がつらいだけの空虚さなのか このくらい部屋に分秒は埃のように積もりつつ あいつが帰ってくるまでのこの…

ニセモノ

いきなり僕の敬愛するsyrup16gというバンドの曲名をタイトルに拝借しました。 かといってsyrup16g絡みの話題で最初の記事を始めるわけではなく、ニセモノというタイトルが気に入って使ってみただけです。 ニセモノ、偽物だといつわった物という意味であまり…