僕の詩とか

自作の詩や日常のことなどを

詩集 壮大なる粋な計らいで責めていく奇形パンデミックのための抒情詩集 第二詩

2.平たい一途な置物とのパンデミックスジュース

 

 

今日がいつもより有ることを感じる一日でもなかった

昨日が今日よりも以前に有ることを感じる日ではあった

それでも一昨日と昨日とどっちが先かというのが微妙なくらい

過去にはフタをして今日だけを感じられるくらいには今日は有った

 

今日がいつもよりぼくが居ることを日に日に強く感じてはいる

昨日が今日よりもぼく自身を弱められる最強の日ではある

それでも一昨日と昨日とどっちのぼくが迫真であるかというのが微妙なくらい

今日のぼくはよりぼくだけを感じるくらいにぼくは迫真でいる

 

ことさら五月蠅いことを避けて

漏れ出て覆い尽くす黒い空気から逃げて

通じない言葉を受け入れないで

この今日の中に存在する白い部屋に佇んで早一週間

 

日に日にぼくは影を強くしている

日に日にぼくは呼気を確かにしている

遠い空があんなに暗んでいるのに

日に日にぼくは真に明らんでいる

二人で肌合わせて確かめ合った紋切り型のような愛も良かった

数人で息合わせてはしゃぎ合ったテンプレのような友情も良かった

其れ等の数多を否定もしないし肯定のみぞするとは思うぼくが居はするが

この小さな白い部屋に一人呼気を燃やしているぼくは確かにそこに鋭く食いいる!

今のこの屈強な精神はどんな病だって木っ端にしてしまうほど躍起に攻撃し

今のこの頑強な身体は全ての武器をも無稽と化してしまうほどnull化に邁進し

巨大な片腕を以て呑み込もうとすることにあがなうことなく

なすすべもなくぼくはパンデミックの巨渦に小躍りし続け疲れて眠る

 

今日のぼくはせめて明日熱が出ないように小さく自分の神様にお祈りをすればいい

未来の恋人に逢いはしたいくらいにどうせぼくは独りに飽きている

いっしょに食べ放題にいって、いっぱいたべよう

たぶんきっと美味しいからぜったいに

 

 

 

 

以上がこのご時世における詩集の二番目の詩です。

夜中にこんな詩を書くと疲れるし眠くなくなるし、最初っからどっかのバンドの歌詞のパクリみたいなのに最後までそんな感じになってしまうしろくなことないですね。

でも真ん中辺は頑張りました。

たぶん傑作です。

これ以上のものは出来ません嘘です。

次回作が常に最高傑作嘘です。

かならずパンデミック入れなきゃってもんでもないです。

坂之上放肆